やまそうの音ゲー紀行

音ゲーに関する幅広い話題について書きます(上達論多め)

【SOUND VOLTEX攻略】PREMIUM TIMEモードを使いこなそう!

どうも、やまそうです。

早速私事で恐縮なのですが、無事進級できました。留年リーチかかっていた人は自分含め周りでも結構見かけていたのですが、結局自分の学年で休学諸々以外の理由で今年留年したのは1人とかみたいなので、実は進級緩い説ありますね…他大学の話を聞いていると学年の2~3割留年させるような所もあるみたいで、うちがそういう大学でなかった事を本当に感謝するばかりです。

これは完全に愚痴なのですが、学生を大量留年させるような大学って生徒が勉強しない以外に"指導能力が高くない教授の責任"っていう可能性を考えないんですかね…?他学部でそういう教授が紛れているならばそういう教授を避けることもできるのでしょうが、幣学部はカリキュラム上ほぼ任意の講義が必修なので逃れられないんですよね…そもそも教授の自己満足みたいな試験問題作られても、試験は過去問ゲーで通せたとして「CBTとか国家試験とかで役立つんか?」っていうのもありますし…

 

さて脱線はこれくらいにして、今回は最近(?)新たに実装されたPREMIUM TIMEモード(以下Pフリーと書きます)についての使い方を考えていきたいと思います。その前に、「一発勝負のスコア力を損なわないようにする」というのを前提とさせてください。これは単純に"自分がPUCを出すのが苦手で、大会に強くなりたいから"です。Pフリーで莫大な試行回数を積み重ねて結果を出す、という事も確かに凄いとは思いますが、自分は「PUCは全箇所運が良くて噛み合った結果、出るというよりも安定した高スコアの延長線上にあるべき」であると思っています。確かに運ゲーをせざるを得ない譜面が存在する事は否定しませんが、そういった譜面は必要に迫られたらやればいいので…

 

元々Pフリーが実装された当初、自分はPフリーに対して「あったら便利だけど、使っても使わなくてもいいかな~」と思っていました。しかし自分の周りが18のPUCを増やし始めたので、少し焦るような形で最近PUC埋めを始めました。すると、これまで見えてなかったことが見えてきたので、そういった事をここにまとめておきたいと思います。

 

まず、Pフリーをいつ使うかについて。これは自分の自論なのですが、「PフリーはPUC狙い以外の目的で使う必要はない」と考えています。これには理由が3つあります。

①ミスした時にリカバリーする能力が育たない

Pフリーの最大のメリットは、「ミスしたらリセットできるため、精神的に楽」という点です。そのためPフリーを最大限活かそうと思うと、必然的に「1ニアでも出した瞬間にクイックリトライする癖」がつきます。すると、通常プレーをしている時にニアが出るとめちゃくちゃ萎えます。これは精神衛生上もあまり良くないことですし、何より"ミスをしても動揺せずにその後の譜面を捌き、及第点を出す"ということに意識が向かなくなってしまいます。大会などの「一発勝負でのスコアの高さが求められる場」に出ようと思わないなら別にそれでも良いと思いますが…

②特定の配置に「負け癖」がつく危険性がある

Pフリーでスコアを詰めていると、「この地帯が難しくてよくクイックリトライが発動してしまう」という事が起こりがちです。するとその地帯に無意識のうちに苦手意識が芽生え、俗に「負け癖」と呼ばれる譜面を見ない癖がつく危険性があります。実際にPUC狙うことができる地力帯にあってもこの"負け癖"がつく事はあるので、それ以下の地力帯では"負け癖"のつくリスクは更に高くなるでしょう。必須ではない粘着で癖をつけるのはできれば避けたいところです。

③PUC狙いはどうしても回数が必要なことがある

ここからは確率の話です。まずは例として、「成功率50%の配置が5箇所ある曲」を考えてみましょう。この時全箇所成功する(PUCできる)確率を考えてみると、

0.5×0.5×0.5×0.5×0.5=0.03125→約3.1%

となります。次に1箇所のみ失敗して、それ以外はすべて成功する確率を考えると、

0.5×0.5×0.5×0.5×(1-0.5)×5(∵どこで失敗するかで5通りあるので)

=0.15625→約15.6%

となり、PUCできる確率と比較するとなんと5倍もの開きがあります。さらに言うと、前の4箇所を通すと多かれ少なかれ緊張するので、実際のPUC成功率はもっと低くなると予想されます。

以上のように、PUCを出す事は1-0や0-1を出す事に比べてかなり難しいため、Pフリーを利用して試行回数をある程度積む必要があります。とはいえ、がむしゃらに回数を積めば、いいという訳でもありません。(後述します)

 

以上の理由から、PフリーをPUC狙い以外の目的で使うことはあまり推奨していません。とはいっても、「どうしてもこの曲が詰めたい!」というのはあると思うので、そういう曲に関しては使っても良いと思います。自分自身もフィナーレS粘着してた頃にPフリーバリバリ使ってましたし…

 

ここからは、「PフリーをPUC狙いで使う上での心構え」について書いていきます。

Ⅰ "Pフリーが存在するから終わる曲"に注意

 Pフリーで粘着し甲斐のある譜面の1つに、「開幕だけ難しい譜面」が挙げられます。何故なら、開幕で落ちる回数が多いとその分だけ試行回数を増やせるからです。18で言うと、かるたクイーンいろはの低速トリルとか、Barbless Egoの序盤にある片手トリルとかが挙げられると思います。

しかし、これらの譜面は一度PUCしてしまうとやらなくなってしまいがちなんですよね。難易度曲線が特殊な譜面、っていうのはあまり積極的に選ぼうとは思わないのが普通だと思いますし…ただ、「P済みだからといって、安定して高スコアが出せるとは限らない」というのは頭の片隅に入れておいても良いと思います。

Ⅱ 運指を組むことについて

PUC狙いをしていると、多かれ少なかれ運指を組める配置に出くわすことがあります。運指を組む上で自分が大切にしているのは、「運指を組む場合は、いつやっても無意識にできるくらい完璧に覚える」ということです。運指を組むこと自体はPUC狙いで役に立つことが多いと思いますが、その運指を突然投げられて再現できますか?運指を組むことは"物理的に困難な配置を軽減させる"というメリットと"脳の記憶容量を食ってしまう"というデメリットが混在する諸刃の剣です。そのため、これら2つの要素を天秤にかけて運指を組むかどうか決めるのが良いと思います。理想論を言えば、運指を組まずに見たまま押せるのが最強なのですが、現実はそう簡単ではないので…

Ⅲ 「多分終わる曲リスト」を作ろう

P埋めは「1ニアでもしたら終わり」なので、精神的ストレスが多かれ少なかれかかるような作業です。そのため、膨大な試行回数を経て運ゲーのような形でPUCを狙いに行くのは精神衛生上良くありません。そこで、自分は「多分終わる曲リスト」というのを作るようにしています。これは通常プレーで、「あ、この曲は多分PUCできるな」という確信を持った曲をリスト化したものになります。"通常プレーでPUCできそうな曲を探す"→"Pフリーでその曲を粘着する"という流れを経るようにしてから、PUCの出る速度が少し上がったような気がします。ようは、PUC狙いの極意は「勝算がある曲を確実に埋めていく」ということであると言えます。とはいっても、「多分終わる曲リスト」の中でも何故かなかなか終わらないような曲はあります。そういう時は、10分で一度切り上げるようにしています。これは自分が飽きっぽいからでもあるのですが、10分で終わらないようなら地力不足の可能性を疑ってもいいかなと思っているからでもあります。

 

ここまでPフリーについて色々書いてきました。PフリーはPUCを出すためのツールとしては非常に便利である反面、誤った使い方をすると不必要なストレスを溜めたり、不必要な癖をつけたりと危険な面もあります。そのためPフリーとは頭を使いながら付き合っていく必要があるのですが、今回の記事を読んで少しでもPフリーとの付き合い方について考えてくれる方がいれば幸いです。

 

参考文献:https://24kw.hatenablog.com/entry/2020/02/11/173914 ←ボルテKACファイナリストの方がPREMIUM TIMEモードの使い方について書いた記事です。こちらも素晴らしい内容ですのでよければ一緒にどうぞ!

 

それでは~