どうも、やまそうです。
最近また大学音ゲーサークル周りでオンゲキが盛り上がっている*1ようなので、今回は自分が「こういう事を先に知っておきたかったな~」というオンゲキの仕様周りの話や、細かいテクニックなどを10個ご紹介します。
特に他機種から入ってきた「音ゲーには慣れているけど、オンゲキの仕様に慣れていないプレイヤー」にとっては役立つ話が沢山あると思うので是非読んでいってください!
① 全押しが通るBPM帯
これに関しては以下のブログを読んでもらうのが一番分かりやすいかもしれません。
ここでは簡単に結論だけを記しますが、(CRITICAL BREAKを取り続けられるならば)BPM225の8分以下の速さの全押しは確実に*2通ります。尚、これと同じ速さなのは450の4分、300の6分、150の12分になります。
という訳で、BPM225以下の曲では積極的に全押しを狙いに行きましょう!*3
ちなみにですが、「BPM225の8分より速いなら全押しが絶対通らないのか」というとそういう訳ではなく、例えば「CRITICAL BREAKとなる前3Fで押し続ける」という高度なテクニックを用いると全押し許容をBPM257の8分まで広げられます。
② EXタップを有効活用しよう
既にご存じの方も多いかもしれませんが、EXタップ、いわゆる「光っているタップ」はHIT判定が存在しません。そのため、EXタップを押すタイミングをわざとズラして押しやすくする事が可能です。
代表例として、MANIERA REMASTEREDの終盤の配置を示します。
この配置、見たまま押すとあり得ないくらい難しいですね。しかし、よく見ると赤と青のノーツが光っていますね?という訳で、緑のリズムで全押しする*4と理論値通過する事ができます!ちなみにリズムはEvansのサビと同じ*5です。
また、MANIERAほど効果があるかは不明ですが、Starry Colorsのラストにある32分階段も赤と青のノーツが光っているので、緑に合わせて気持ち遅めに押すと光りやすい気がします。(32分裏拍なので当然難しい)
③ フリックの判定について
オンゲキ特有の操作であるレバーを素早く動かすフリックですが、実は判定がめちゃくちゃ緩いです。どれくらい緩いかというと、16分の左右連続フリックが8分で振っても通ってしまうくらいです。
また、もう1つ重要な事としてフリックの表示位置は判定に関係ありません!
ではこの2つの仕様を組み合わせた有効な運指を1つご紹介しましょう。またまたMANIERA REMASTEREDから。
この配置、普通に取るとフリックが16分裏拍な上に、終盤は弾まで飛んできてどうすんねん!となってしまいがちです。しかし、自機を右側に寄せて、左右にレバーを小刻みに振り続けるとこの2つの問題は解決します。すると、表拍8分で鳴っている鍵盤にだけ集中すれば良いのでめちゃくちゃ簡単になります!
④ 拘束トリルのごまかし方
これは画像を見てもらった方が分かりやすいですね。こんなやつです。
この手の配置ですが、実は(始点をきちんと押す必要があるものの)ほぼ緑赤と緑青の交互として処理する事ができます。
これは何故かというと、オンゲキのホールドには「左右同色のホールドを押した時に、片方を離すと押している側に2本分のホールド判定が移動する」という仕様があり、「細かく緑ホールドを押したり離したりしているが、『離した』判定になる前に押し直しをする事で『押し続けている』と筐体に認識させている」という感じです。単に交互に押していると「離した」と認識されてBREAKを出す事があるので、気持ち的には"ねっとり目に"押すのがコツです。
ちなみに同様の原理で、Last Celebrationのサビ前にある拘束トリルも全押し交互で通ります。*6
⑤ マジパニ押しの有効活用
マジパニ押し(と自分が勝手に呼んでるだけ)とはこんな感じのです。
このような押し方を要求する配置は滅多にないのですが、実は通常の譜面でも使いこなせると便利な事があります。代表例としてSingularity/technoplanetのラストを示します。
もしこの配置を普通に取ると、入りに壁ホールドがあるので右片手トリル→対称トリルとなり、左手側の片手トリルの入りがめちゃくちゃ難しい事になります。しかし、マジパニ押しを駆使すると、序盤の片手トリルを壁ホールド+青赤拘束トリルと読み替えられ、その後の配置も青赤の交互として押す事ができます!左手でホールドを押しながら赤を8分で刻むのが少し難しいのですが、慣れればかなり有効な運指です。
この他にもマジパニ押しが有効な例を2つほど。
⑥レーンの誘導をわざと無視してみよう
オンゲキではレーンに沿って自機を動かしますが、たまに「レーンは動いているが、自機を適切な場所に置くとレバーを操作する必要がない」という配置が登場します。
レバー無視が有効な例として、2112410403927243233368の終盤を。
この配置、本来は左手でレバーを操作しながら右手でホールド全押しを繰り返す地帯なのですが、ホールドの数が多いため崩れてしまいやすくなっています。
そこで、この配置の手前で自機を中央に構え、レバーを無視して両手でホールドを処理するとほぼ確実に通す事ができます。
⑦3レーン階段→6レーン大階段への読み替え
A Man In The MirrorやEnd Timeなどに代表される3レーンの長い階段譜面ですが、6レーンの大階段として処理する事で、1本1本の指あたりの負担を軽減する事ができます。左右に同じボタンがあって、本当に良かった……
⑧ 弾避けはまず安置がないか探そう
オンゲキは弾避けが特徴的な要素として挙げられがちですが、いわゆる"弾幕譜面"と呼ばれるLUNATICのやべーやつを除けば、ほとんどの通常譜面はセオリー通りのレバー操作をすれば被弾する事は"あまり"ありません。
しかし、一部の通常譜面ではきちんと避ける必要がある弾幕が登場します。そこで覚えておきたいのが、「まず安置がないか探す」という事です。もし安置が存在すればその配置を100%通せる*7という事とほぼ同義なので……
代表的な例を2つほど。いずれも右端が安置です。
⑨ ベルが拾えない時
オンゲキメインのプレイヤーからすると「そんな事ある?」と思われそうな話ですが、他音ゲー出身者がオンゲキで抱える悩みの1つが、「ABは取れるのにFBが取れない」になります。
FBが取れない理由としては「オンゲキのレーン誘導に慣れていなくてベルを拾えていない」「ベルの配置は見えているのに何故か落とす」という2つの理由が考えられます。前者の場合はオンゲキに慣れてもらうしかないので割愛するとして、後者の場合について考えます。
これは音弾超人ゴリライザーに登場する配置なのですが、見えているにも関わらずベルを落としやすくなっています。何回やってもベルを落としてしまう場合、端までレバーを振り切れていない事が多いように感じます。というのも、ベルはかなり吸い込み判定が広いため、縦方向には少々振り遅れても結構拾ってくれる印象なんですね。オンゲキに慣れていないとどうしても大きくレバーを振る事をためらってしまいがちですが、端までしっかりと振る事を意識してみましょう!
⑩ オプション周りの話
どの音ゲーでもそうですが、自分に適したオプション設定を見つける事はめちゃくちゃ大事です。まず判定調整AとBについて。取り敢えず「Aが描画に対する調整、Bが音に対する調整」というのを覚えておけば大丈夫です。とは言っても、下手に判定をいじると泥沼にハマる可能性があるので、「自分が目押し派か音押し派か分かっていて、かつ精度にある程度自信がある」くらいになるまで判定調整をいじるのは待っても良いかもしれません。
判定A、Bはゲキチュウマイ共通の話なのでここからが本題。個人的にですが、ホールド、フリック、ベル音は全て0にしておく事をおすすめします。というのも、オンゲキに慣れてくるとこれらの要素で失点する事は滅多にない*8上に、一部の曲ではこれらの要素のせいで曲が聞こえなくなる事があるからです。
という訳で、自分のサウンド/背景表示/判定表示設定を貼っておきます。参考程度ですがどうぞ。
・おわりに
という訳で今回はオンゲキの小技、仕様周りに絞って10点ほど解説してみました。こういう知識って遊んでいれば自分で気づいたり人から教えてもらったりしてそれなりに身に付きますし、「超上級者なら誰でも知ってるよ!」となりがちなのですが、こうやって文章化されてるのは珍しいんじゃないかなぁと。
今回ご紹介した運指もそうですが、ある事を知っているかどうかで体感難易度が大幅に変わる配置というのはオンゲキに限らず色んな音ゲーで見られるので、実は音ゲーって情報戦の側面もあるかもしれませんね~
では今回はこれで。
*1:他機種から来る方も、既プレイヤーでレート16やRATING MASTER狙っている方も多く本当に素晴らしい事です
*2:確実に、というのはCRITICAL BREAKとなる±2Fの内どのFで取ったとしても、という事です
*3:全押しに依存しすぎると最近のオンゲキにありがちな横に広い鍵盤譜面が押せなくなる、というデメリットはありますが今回は割愛します
*4:正確には最後の赤青同時のタイミングでも全押しする必要があります
*5:〇--〇/--〇-/-〇--/〇-〇-
*6:赤と青の両方のホールドに対して押し直しが機能しています
*7:安置の場所が分かりにくくて被弾する、という場合もありますがまぁ例外です
*8:ホールドは間違って離さない限り失点しない、フリックは前述の通り判定がかなり甘い、ベルも吸い込み判定がかなり広い