やまそうの音ゲー紀行

音ゲーに関する幅広い話題について書きます(上達論多め)

【音ゲー攻略】自分流、「緊張」との向き合い方

どうも、やまそうです。

今日はぴこさんのブログで音ゲーマーのメンタルについてのお話をされていたのを読んだので、自分もメンタル、特に「緊張する事」について自分なりの考えをまとめておこうかな、という事で書いています。

picoquality.hatenablog.com

 

さて、音ゲーマーなら誰しも「自己ベストのスコアが出そう…」となった時に緊張するものだと思います。

また、「自分は豆腐メンタルだから理論値出すのがめちゃくちゃ苦手…」みたいな事も音ゲーマー同士で雑談のネタとしてありがちですよね。

今回はこのように緊張について悩む音ゲーマーに向けて、自分が普段緊張とどうやって付き合っているかという事について書こうと思います。

 

注意点なのですが、「これが絶対正しい!」という物ではありません。あくまで自分自身の考えですし、普段のプレースタイルに依るところも多いと思うのでもし活かせる点があれば活かしてもらえたらなと思います!

 

・緊張する時点で"負けている"

自分が緊張について持っている考えの根幹がこれになります。これだけだと訳が分からないので説明します。

 

普段皆さんが音ゲーをプレーしていて、「この曲でこれくらいのスコアを出したい!」となる事がよくあると思いますが、これを自分より格上の人から見たらどうでしょう?

「そんなスコア一瞬で出せるわ!」となるのではないでしょうか?

言い方は悪いですが、99%以上の音ゲーマーは目標としているリザルトが格上のプレイヤーから見れば一瞬で出せてしまうものであると思います。

 

何が言いたいかというと、出せるかどうかギリギリのリザルトを狙うだけではなくて「良いスコアを出せるべくして出す」というのが大切なのではないか、という事です。出るべくして出るスコアは、そのスコアが出るという明確な「根拠あるいは確信」があるので上振れを狙うのに比べて緊張が少ないはずです。

 

裏を返せば、良いスコアを出すために緊張している時点で「そのスコアを一瞬で出せる人」に負けています。だとしたら上振れを狙う時間で地力をつけて上から殴った方が良くない?という訳です。

 

あとこれは個人的な意見なのですが、上振れを狙ってばかりだと精神的に疲れちゃうんですよね。当たるかどうか分からないガチャを延々と引き続けているような…

これは自分が安定感重視のプレイヤーである事もありますが、出るべくして出るスコアを出し続ける事は音ゲーのモチベ維持にも繋がるのではないかと思います。

 

こんな偉そうな事を言っていますが、この主張はかなり人によって向き不向きが分かれるのではないかと思っています。言うなれば、「ボルテでインペリアルを取りたい!」と言っている人に対して「インペリアルⅡ相当の地力をつければインペリアルなんて一瞬だよ」と言っているのに近いので…

 

という訳で「特定の大きな目標(例:インペリアル、虹ネーム、皆伝etc…)まで上手くなれたらいいや」という方にはおすすめできません。逆に、「自分の限界を試したい、行ける所まで行ってみたい」という方には強くおすすめできます。

 

また、格上の人から見れば一瞬で出るからといって、今狙っているスコアが無意味なものだ、上振れを狙うのは悪い事だという訳ではありません。上振れスコアを出すのも音ゲーの楽しみである事には間違いないですし…とは言え、本当は地力不足が原因なのに「自分はメンタルが弱いからできないんだ」と勘違いしないようには注意が必要です。

 

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上振れスコアが出ると、楽しい

 

この事を踏まえた上でアドバイスを2点ほど書きます。

 

音ゲーは究極的に運ゲーではない

音ゲーで筐体に表示されるのは自己ベストのスコアであるため、音ゲーは「実力の上振れを引き当てるゲーム」だと考えている方がいるかもしれませんが、その考えは改めた方が良いかもしれません。

 

確かに自己ベストを出す事を考えると多少の運(その日の調子等)が絡む、というのはあながち間違いではないのかもしれません。しかし、突き詰めれば(理論値ゲーにおいてですが)ほとんどの配置は安定して最高判定で通せるようになるはずです。

 

実際、自分のメイン機種であるSDVXはこれに近い状態になっています。新筐体でCRITICALのearly/lateが出るようになってから、国内トップクラスのプレイヤーは18、下手をすれば19ですら一瞬で(Pフリー10分程度で)PUCを出せるようになりました。恐ろしい時代になりましたね…

 

とは言っても、例外的に(ほぼ)運ゲーせざるを得ない配置はわずかに存在します。そういう曲においてもその難所までで自己べペースを出す確率を上げる事は可能なので、そのようなアプローチをしていくと良いと思います。

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運ゲー…?(Fly far bounce[MXM]のラスト)

 

②「未経験の事象」に緊張しない人間はいない

これは何かの音ゲーで理論値を狙った事がある方なら納得していただけると思うのですが、ある機種で初めて理論値を狙った時ってなかなかすぐには終わらなかったのではないでしょうか?

また、普段理論値を狙う難易度の一つ上の難易度の理論値を狙う時も苦労したのではないでしょうか?

 

自己ベストにしても、理論値にしても良いスコアが出そうな時に緊張するのは、「そのスコアを出すという『経験』をした事がないから」です。

そして、「未経験の事象」に対して緊張するのは当たり前なんですよね。

 

ぴこさんのブログでも言及されていますが、いわゆる「下埋め」の効果はここにあります。低難易度で理論値を出す経験をたくさんしておくことで、より高難易度で理論値を狙う場合でも、理論値をたくさん出した事があるという「経験」が緊張を軽減する助けとなります。

 

また往々にして、「緊張しないように意識しすぎて、かえって緊張して手が止まってしまう」という事があります。

そうではなく「緊張は当然するものだ」と割り切る事でプレー中の緊張だったり、仮に望むスコアが出せなかったとしても「緊張するし、まぁ仕方ないよね」と割り切って次のプレーに集中する事ができると思います。

 

ちなみに「下埋めをする事」はメンタルにかける負荷を最小限にするというアプローチ、「緊張するのは当たり前だと割り切る事」は緊張そのものをどうするかというアプローチなので少し異なりますね。

 

 

ここまで色々書いてきましたが、全体的に「メンタルを鍛える」と言うよりは「地力を上げてそもそも緊張しないようにする」といった話がメインだったと思います。信じるべきはEARTH POWERなんだよな。

 

まとめ

・緊張するのは地力不足が原因かも?

音ゲー運ゲーじゃないよ

・上手いリザルトが出そうになった時には誰でも緊張するよ

 

おまけ

緊張と向き合えるおすすめのゲームがあるんですが…

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