やまそうの音ゲー紀行

音ゲーに関する幅広い話題について書きます(上達論多め)

The 10th KAC直前!SDVX部門観戦ガイド

どうも、やまそうです。

 

さて開催まで後約1ヶ月となったThe 10th KACですが、SDVX部門は7月17日(土)に開催されます!緊急事態宣言の影響でオンライン予選期間が延長になったり、決勝ラウンドが延期になったりと色々大変でしたが、なんとか開催にこぎつけられそうで良かったです…

 

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今年は予選期間が異例の長さでした

今回の記事ではThe 10th KACを観る予定のボルテプレイヤーに向けて「The 10th KAC SDVX部門の注目ポイント」をお教えします。これを読めば、試合観戦がもっと面白くなる事間違いなし…?

 

・ルールのおさらい

大会の見どころについて語る前に、まずルールについておさらいしておきましょう。押さえておくべき重要なポイントを以下にまとめてみました。

・8名でトーナメント戦を行う

・自選1曲、他選1曲の投げ合い形式で、合計スコアの高い方が勝利

・決勝のみ自選+他選+The 10th KACオリジナル楽曲コンテスト最優秀楽曲1曲の計3曲の合計スコアで勝負

・自選で同一譜面を重複して選曲することが可能

 

おおむね例年のKACにおける投げ合い形式と大きな違いはなさそうです。しかし、注目していただきたいのは一番最後。例年のKACでは「同一譜面の重複選曲は不可」となっている事がほとんどのため、この変化がどのように作用するか見物です。

 

・フリー部門では国内最強のボルテプレイヤーが決まる!

今年はコロナの影響もあり、海外プレイヤーの受け入れが不可能となってしまったため実質的に日本勢の戦いとなっています。「でもボルテって韓国勢がめちゃくちゃ強いらしいし、韓国勢のいないKACって面白いの…?」と思った方もいるかもしれませんが、心配することなかれ。今年の日本勢は一味違います。

 

今年のKACではエリア大会が開催されなかった結果、オンライン予選の通過人数が「東西合わせて8人」という異例の厳しさになりました。そのため、国内でも超一流のプレイヤーが揃っています。

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ちなみに自分はSDVXフリー部門17位でした

何人か紹介させていただくと、公式大会への参加は久しぶりであるものの、オンライン予選のプレー回数1回で1位という圧倒的実力を見せつけた"炎の申し子"ことせんばさん。抜群の安定度と決定力を誇り、何を投げれば刺さるのか皆目見当がつかないかねこさん。VIVID WAVE~EXCEED GEARで勢いをつけた若いプレイヤーの筆頭であるLEONさん。彼らがどのような試合を繰り広げてくれるのか、今から楽しみです。

 

ここまでプレイヤーについての話をしてきましたが、ここからは選曲やスコアの見方といった具体的な話をしていきます。

 

まず選曲について。例年のKACでは、課題曲リストに含まれる楽曲は「Lv18~20でEXIT TUNESなどの版権曲を除いたもの」と考えておけばOKでしょう。(東方アレンジ系もNGだったかも…)

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EXIT TUNES扱いで命拾いした人が最も多いであろう曲

前述の通り、今回のKACは錚々たる面々が揃っています。それに加え、Valkyrie ModelでCRITICALのearly/lateが表示されるようになったため、ボルテプレイヤー全体のスコアが底上げされました。

 

これらの相乗効果により、18で対戦相手を刺すのが非常に困難になりました。今回の出場者のレベルでは、(普段のパフォーマンスであれば)18を投げても下手すればPUCで刺し返されかねません。

 

そのため、「自分が事故るリスクに対して、相手が事故る確率や事故らせたとしてつけられる点差が見合わない」という理由で18を自選として投げられる状況はかなり限定的と言えるでしょう。

 

裏を返せば、19や20の高難易度譜面がバンバン飛び交う状況が予想されます。確かに「いつものKACもこんな感じじゃない?」と言われればそうなのですが、今回は特にその傾向が強くなりそうです。

 

 

次にスコアについて。KACをはじめとした音楽ゲームの大会を観ていると、「このスコアってランカーから見てどれくらい上手いの…?」という事が往々にしてあります。

 

という訳で、ボルテのKACにおいて目安となるスコアを覚えておきましょう。18なら998万点、19なら995万点、20なら990万点です。まずこのスコアを越えられるかどうかが、一つの基準になると言えます。

 

そして「どれくらい点差がつけば刺さったと言えるか?」について。目安としては3万点以上点差が開けば刺さったと言えるでしょう。この状況下では他選で997万点以上を取った瞬間勝ちが確定します。出場選手のレベルであれば一発で997万点を出せる曲というのは課題曲リストの中でかなりの割合を占めるため、対戦相手に大きなプレッシャーを与える事ができます。

 

もちろん、一発で997万点出たら相当上手いとされる一部の超高難易度譜面を投げるという戦略もあります。むしろ多くの選手はこのような譜面を投げるような気がします。

 

・女性部門では出場者の自選曲に注目!

今年のKACの大きな変更点として、女性部門が追加された点が挙げられます。一般的に音楽ゲームのプレイヤーは男性が圧倒的多数を占めるため、女性のプレイヤーに焦点を当てるのは面白い試みだと思います。

 

さて、女性部門では特に「各選手が自選曲で何を投げるのか」という点に注目してみましょう。

 

正直なところ、予選のスコアを見る限り女性部門のプレイヤーの実力はフリー部門ほど煮詰まっていません。しかし、裏を返せば「色んな曲で刺せる可能性が生まれる」という事でもあります。

 

前述の通り、フリー部門は「プレイヤーが全員上手すぎるため、18ですら自選で投げるのはかなり厳しい」という状況が発生しています。そのため、フリー部門と比較すると自選曲として考えられる楽曲の幅が広く、より戦略性の高い試合が観られる事間違いなしです。

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誰かこの曲を投げて全てを終わらせてほしい

女性部門の選手に関しては、男性が女性部門にエントリーする事態があったため実際に誰が出場するのかよく分かっていません。自分も把握しきれていないためどんな選手が出てくるのかは当日までのお楽しみということで…

 

・The 10th KAC オリジナル楽曲コンテストの最優秀楽曲は誰の手に!?

毎年恒例の、ランカーに初見でめちゃくちゃ難しい曲をやらせる「いつもの」ですね。

 

KACコンテストの度に「今年の最優秀楽曲は誰が獲るか」というのはボルテプレイヤーのよくある話のタネですね。個人的にはtechnoplanetさんの鍵盤ゴリゴリのLv20がめちゃくちゃ欲しい。

 

さて、ここで公式サイトのルールの記述を見てみましょう。

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公式サイトからお借りしました

どうやら今年の最優秀楽曲は1曲のようです。この場合、「EXH19を女子部門でプレー、MXM20をフリー部門でプレー」という形式になるのではないかと予想しています。同様の形式になった例としては、The 9th KAC pop'n music部門のPopperz Chronicleが挙げられます。(EX譜面を女子部門で、UPPER譜面を男子部門でプレー)

 

ちなみに余談ですが、今作になってから明らかに19の追加ペースが速い気がします。EXCEED GEARのデフォルト新曲には19がなんと5曲も存在していました。

また、EXH19となっている楽曲は現状存在しないため、KACで登場してもおかしくないだろう、という読みですね。(かつてはEXH19の曲が複数存在しましたが、全部18に降格しました)

 

 

という訳で、今回はThe 10th KAC SDVX部門における大会の注目ポイントについてお伝えしました。開催まで約1ヶ月。一人のボルテプレイヤーとして大会が盛り上がる事を心より願っています。

 

まとめ

・フリー部門は超ハイレベルの試合が観れること間違いなし

・女子部門は選手の自選曲に注目して観てみよう

・The 10th KAC オリジナル楽曲コンテストの最優秀賞は誰が獲るのか…

 

それでは~