やまそうの音ゲー紀行

音ゲーに関する幅広い話題について書きます(上達論多め)

【音ゲー】精神的にしんどくなった時に読む記事

こんにちは、やまそうです。

 

音ゲーマーの皆さん、音ゲーをやってる上でこんな悩みを持ったことがありませんか?

「壁にぶつかって実力が全然伸びなくなった…」

「後から始めたはずの知り合いに実力を抜かされて辛い…」

今回はこれらのスランプや劣等感を解決するためのヒントになるのではないかというポイントをいくつか挙げようと思います。

 

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 ↑Twitterの日常

①自分の得意分野は何かを考える

音ゲーマーには色々なタイプがいます。研究や運指構築を駆使して一つの大きな成果を成し遂げるのが得意な人もいれば、大会などの一発勝負の場で安定したスコアを出すことが得意な人もいます。また、高難易度である程度のスコアを出すのが得意な人もいれば、中難易度で非常に高い精度を取るのが得意な人もいます。

 

そこで、「自分は何が得意なのか?」ということを考えてみるのをお勧めします。身近なライバルと自分を比較してみましょう。多くの場合、全要素その人に負けているなんてことはないと思います。もし全要素負けているならば、その人はあなたの適正ライバルではない可能性が高いです。これは自分もやりがちな事なのですが、「最近知り合った人が自分と同じくらいの実力かと思いきや、超上手い人だった」なんてこともあるので注意が必要です。今の自分がまず勝てない相手へ勝手に対抗心を燃やして自爆しないようにしましょう…

 

②真似ることは上達への第一歩

練習しても上手くならないのは、単純に練習量不足だからだとは限りません。知らず知らずのうちに上達の観点からあまり効率的ではない練習法をしている場合があります。

 

そこで、上手い人や上達速度が速い人に「上手くなるためにどんな練習をした?」と聞いてみるのが良いかもしれません。これは他の記事でも書いたのですが、そういう人達の述べる練習方法は「その練習方法を実行して実際に上手くなった」という実績があるため、信憑性が高いと言えます。もちろん上達のための練習方法は1つだけではありませんし、人を選ぶような練習方法もあるでしょう。その中で、いかにして自分に適した練習方法を選択して実行できるかというのは上手くなれるかどうかの分かれ目だと思います。

 

③モチベーションを不必要に削るようなことをしない

モチベはあまり資源として考えられていないような気がしますが、モチベも重要な資源です。もちろん人によってモチベがどれだけあるかは差があると思いますが、人間である以上普段からモチベを常に10割で維持できる人なんて恐らくいないと思います。

 

そのため、モチベがあまり高くない時にわざわざモチベが削れるような練習をするのは避けた方が良いでしょう。確かに上手くなるためには効率のことを考えることも重要ですが、効率のことだけを考えていては本当の高みには届かないと思います。これは何故かというと、モチベとゲームに対する愛は相互に影響を及ぼし合うからです。効率を追求して上手くなったとしても、それはただの"音ゲーが上手い人"であってその機種に対してそこまで愛がある訳ではないので、行き詰まった時にすぐ飽きて辞めてしまう可能性が高いです。

 

これは自分のわがままなのかもしれませんが、上手い音ゲーマーにはそのゲームの魅力を広く伝えて欲しい。これは絶対にそうじゃないとダメ!というものではなく、あくまでも自分自身の願望です。KACでトップランカーがプレーしている様子や、弐寺のARENA配信などを観て、「これだけ上手くプレーできたら面白いだろうなぁ」と思ったことありませんか?音ゲーを通じてそのゲームの楽しさを伝えられる、そんな音ゲーマーに自分はなりたいなぁと思います。

 

④思い込む力の強さ

最後は"思い込みの力"についてです。さて、ここで突然ですが心理テスト(?)をしてみたいと思います。現在、BMSにおいてGENOSIDE 2018 SP発狂皆伝(いわゆる現行の発狂皆伝)は約420人います。この420人、多いと思いますか?それとも少ないと思いますか?

 

これはちょっと精神論っぽくなってしまうのですが、ここで「420人もいるんだから自分が取れない訳がない」と思い込める人が発狂皆伝に合格するまでBMSを継続できる人なのではないかと思います。これはプラス思考、マイナス思考というか性格の問題なので、ひょっとしたら「音ゲーが上手くなりやすい性格」なんてものが存在するかもしれませんね。何にせよ、上手くなりたいなら自分の才能を少し図々しいくらい過信してみるというのが長く続けるためには大切なのではないかと思います。

 

※しんどいなら辞めたらいいじゃんという意見について

音ゲーをやっててしんどいなら、辞めた方がいい」という意見もあると思います。確かにそれは一理あると思いますが、これはあくまで究極の選択肢であって最後まで残しておいた方がいい、というのが自分の考えです。

 

そもそも、そんなに問題は単純ではないと思います。なぜなら、これには「コンコルド効果」と呼ばれるものが関わっているからです。コンコルド効果とは、「ある対象への投資をし続けると損がすると分かっていても、これまでの投資が無駄になるのを恐れて投資がやめられない状態」のことです。これを音ゲーに例えると、「これまで音ゲーに投資してきたお金や時間がもったいないから、音ゲー辞めたいけど辞められない」という状態になります。実際、このような状態になっているから惰性で音ゲーを続けているなんて人も居るのではないでしょうか。

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そういう人は、「何故音ゲーを今まで続けてこられたか」というのを考えると良いと思います。音ゲーの楽しさは色々あります。リズムに合わせてデバイスを入力する事の本能的な楽しさ、色んな曲との出会い、結果に運の要素がほとんど介在しない事、他人と競い合う競技性、などなど…他にも色々ありますが、これらの楽しさのうちの何かに引っかかったからここまで音ゲーをやってきたのではないでしょうか。

 

もし、その楽しさが音ゲーがそこまで上手くなくても実現できるものであれば、無理して上手くなろうとする必要はないと思います。実際に、音ゲーがランカークラスに上手くなくても心から音ゲーを楽しみ、音ゲークラブイベントのDJや交流会の開催などによってその楽しさを外部に働きかけて布教しているような人はいますし、そういう方々は素直に尊敬しています。

 

自分は普段ブログの記事を上手くなりたい人向けに書いている時が多いので、ひょっとしたら自分が「音ゲーは上手くないと意味がない」と思っている、と考える方がいるかもしれませんが、そんな事は決してありません。余談ですが、「音ゲーは上手くなることが全て」なんて記事が話題になったこともありましたね。個人的には正直、あれを書いた方は上手くなることに執着しすぎて「闇堕ち」してしまったんだなぁと思いました。ごく稀に、音ゲーが上手くならないことによるストレスでメンタルを破壊される人がいます。これを自分は勝手に「闇堕ち」と呼んでいます。自分も1人だけそうなった方を知っているのですが、過激な言動を繰り返した結果、周囲から孤立してしまったのでそうなる前に誰かへ相談しましょう…

 

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↑現実の暗黒面は不幸しか生まないので気をつけましょう

 

そもそもゲームは娯楽ですし、誰もがKACを目指す必要もありません。自分の好きな遊び方をすればいいと思います。音ゲーを音楽的な側面から楽しもうとする人と音ゲーを競技として極めようとする人がお互いを尊重し合えるようなコミュニティになると理想的ですね。(そういう点で今のノスタルジアコミュニティは外野から見ている限り仲良さそうにしてて素晴らしいと思います)

 

それでは~