やまそうの音ゲー紀行

音ゲーに関する幅広い話題について書きます(上達論多め)

【雑談】悔しがる"才能"

どうも、やまそうです。最近ようやく自粛解除ムードになってきて、ゲーセンもぼちぼち開き始めているみたいですね。自分も今日は19のPを増やすつもりでちょっと遊びに行ったのですが、判定が分からなさ過ぎてとてもP狙える感じではなかった…

 

そういえば少し前にダンスラのアプデ告知があったみたいですね。KONAMIは6月からアプデを再開する予定みたい…?SEGAはもうちょっとかかりそうな感じ…?ともかく東京の感染状況が今後どうなっていくかにもよると思うので、感染が広がらないことを祈るばかりです…

 

さてここからが本題なのですが、自粛期間中にアマゾンプライムで映画でも見てみようかと思い、デイミアン・チャゼル監督の「セッション」という映画をレンタルで見てみることにしました。自分は普段映画を観ることはめったにないのですが、この作品だけは告知ムービーを見てずっと気になっていたのでせっかくなのでこの機会に見てみることにしました。(※少しだけネタバレあるので注意)

 

f:id:VIVACE0319:20200530225242j:plain

 

この映画のあらすじを簡単に説明すると「超名門音楽大学に進学したドラマーのニーマンが、伝説の鬼教師フレッチャーのジャズバンドにスカウトされ、そこで鬼のようなレッスンが繰り広げられる…」という感じです。これだけ聞くとただのスポ根もののような感じですが、もはやそんな次元で片付けられるレベルではない。殴る暴言を吐くは当たり前、少しリズムがずれているだけで椅子を投げるわ教え子を自殺に追い込むわ…現代で同じことをやれば間違いなく警察沙汰になるでしょう。

 

しかしフレッチャーがそこまでするのには理由がありました。フレッチャーは「自分が生徒を過剰なまでに追い込むのは超一流のジャズ演奏者を育てるためである」と述べます。その例として、チャーリー・パーカー(ジャズ界の伝説的なジャズミュージシャン)が超一流になれたのは、演奏が下手すぎてシンバルを投げつけられたからである、と言うのです。超一流の演奏家ならば"絶対に"自分のシゴきで折れたりはしない、それが彼の持論でした。

 

この映画を見て自分は「凡人の目を覚まさせる素晴らしい映画」と思いました。自分のしてきた努力がいかに不完全であったか、本気の努力というものを見せつけられた気持ちになりました。客観的に見たら、ニーマンもフレッチャーも狂人にしか見えないでしょう。しかし、その狂気的な努力から一握りの天才が生まれるとしたら、それはとても夢のあることではないかと思うのです。ここで、その狂気的な努力の根本にあるのが「悔しがる才能」だと思います。映画中で言うならば、フレッチャーの罵詈雑言に対して自分の能力のなさを本気で悔しがり、それを更なる努力に対するエネルギーに変換できる力。これを映画中でニーマンは見事やってのけました。これが超一流になるためには必要だと感じました。

 

とはいっても中々現実的には難しい話なんですよね…自分が比較的他人と比べて打ち込んだと言えることに中学受験と大学受験がありますが、塾の中で生徒を過剰に追い込むタイプの教師っているじゃないですか。中学受験とか特に目立っていて、入試練習っていう当日採点されるタイプの模試があって、そこで合格者は放送で番号を呼ばれて立たされるんですよね。それで座っている生徒に対して「お前ら今立ってる生徒と座ってる生徒の違いが分かるか!!!!!!!!」とかキレ散らかすんですよね。当時はそれで悔しいとは思っても努力には結び付いていなかったと思いますし、大学受験でもそういう教師のことを「人格破綻者っぽいしこいつには医学部卒業しても絶対に診てもらいたくないな」程度にしか思っていなかったり。実際そうなのかもしれませんが。

 

音ゲーでも、他人に本気で勝ちたいと思うのであれば自分に足りていない要素があることを本気で悔しがり、その欲求不満を努力にぶつけるべきだと思います。これはかなり前に天下一優勝者の会津くんが言ってたことで今でも印象に残っているのですが、他人と同じ努力をしているだけでは、先に始めた人には一生追いつけない。昨日か一昨日くらいにVOLFORCEの全国ランキングが更新されていたのですが、それでこの事を痛感させられました…(20.59/127位→20.62/129位)まぁこれは19をいつまで経ってもPできない自分が悪いのですが…

 

後は音楽についてもちょっとだけ。この映画のクライマックスシーンで流れる「Caravan」という曲があるのですが、これがめちゃくちゃ良いので是非映画を見て聴いて欲しいですね。自分はこれが告知編の映像で流れていたので見る事にしたと言っても過言ではないくらい…

 

なんかまとまりのない文章になってしまいましたが、ようは音ゲー上手くなりてぇ~」ってことです。

 

それでは~