やまそうの音ゲー紀行

音ゲーに関する幅広い話題について書きます(上達論多め)

追われる者の苦しみ【蒼の彼方のフォーリズムEXTRA2 感想・考察】

どうも、やまそうです。

 

今回は、sprite様の蒼の彼方のフォーリズムEXTRA2」の感想(考察?)について書いていこうと思います。このゲーム、発売されるまで本当に長かったです。本編が発売されてからEXTRA2が発売されるまでの間に色々な事がありました。制作元のspriteが解散になったり、再結成したり、EXTRA2の制作が決定したと思ったらFILMIC NOVELという新しい作品群を引っ提げてきたり、発売日が延期になったり……

タイトル画面

自分にとって「蒼の彼方のフォーリズム」という作品は今の自分の価値観に一番大きな影響を与えているゲームと言っても過言ではありません。そのため、一ファンとしては「いくらでも待つから、素晴らしい作品を世に送り出してくれたらそれで満足」と思っていました。しかし前述のいざこざや、客観的に見ても本編が非常に高い評価を得ている事から、「果たしてあおかなファンの期待を越えられるのか?」と不安でもありました。

 

しかしその不安は全くの杞憂に終わりました。詳しい感想については後述するとして、ここからはあおかなEXTRA2のストーリーを振り返りながらあおかなEXTRA2というゲームを通じて、何を伝えたかったのか?」という事を軸に感想のようなものを綴っていきます。

 

正直な所このゲームはいわゆる"考察ゲー"のようなきちんと読まないと良く分からない物語という訳ではなく、普通に読んでもかなり面白いので、考察するようなゲームではないのかもしれません。しかし、自分が推している作品の事をきちんと理解するためにもお気持ちの表明がしたいという次第です。

 

未プレーの方はPVの時点で既にめちゃくちゃカッコ良いので是非観てください……!そして気に入ったら本編から是非プレーしてみてください!

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※ここからは、「あおかな(以下"本編"と呼称)」(特にみさき√)と「あおかなEXTRA2(以下"EXTRA2"と呼称)」のネタバレが含まれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. EXTRA2の考察を始める前に

1.1. 「あの時、届けてもらった気持ち、場所」とは?

EXTRA2では、作中であの時届けてもらった気持ち、届いた場所というようなキーワードが何度も登場します。これは具体的に何を指しているのでしょうか?

EXTRA2のストーリー説明にも同様の表現がありますね

この事を理解するためには、本編のみさき√を理解する事が重要になってきます。本編を非常に大雑把にまとめると、「夏の大会を見て自分の才能の限界を知ったみさきはFCを辞めようと決意する。しかし、過去のみさきが晶也を挫折させた張本人である事を知り、晶也と共に乾の上をキープし続ける戦術に対する対抗策として新技『スモー』を編み出し秋の大会で優勝する。」という感じでしょうか。

 

みさき√の詳しい説明については今後本編の考察記事を書くモチベがあればその時に書くと思います。それはともかく、届けてもらった場所、というのは自分が思うに「FCに対して負の感情を持っている自分自身を肯定できるようになる場所」なのではないかと思います。

 

本編において、みさきは夏の大会以降明日香や乾に対して才能の差を感じており、それと同時に彼女らに対してそういう感情を抱いてしまう自分に対しても自己嫌悪の気持ちを抱いていました。しかし、秋の大会に向けてFCの練習をしていく中で、それらの気持ちが完全に無くなった訳ではないにしてもありのままの自分自身を肯定的に受け入れられるようになっていきます。

 

みさき「晶也は大げさなんだって。あたしは別に挫折なんか……」
晶也「してるだろ!明日香を見て!明日香に劣等感を抱いて!明日香に負けたくないから、明日香に負けるのが恐いから!だから、こうなってるんだろう」
みさき「こうなってるって?」
晶也「挫折して、FCやめるとか言い出したってことだよ。そんなの俺と一緒だ!みさきに劣等感を抱いて、飛べなくなった俺と一緒だ」

(みさき√第七話「あたし、FCをやめるから」より)

 

みさき「届けるって、明日香のいる場所に?」
晶也「違う。そういうことじゃない」
みさき「じゃ、どこに?」
晶也「今のその滅茶苦茶な感情から目をそらさなくても歩ける場所だ」

(みさき√第七話「あたし、FCをやめるから」より)

 

みさき「違うよ。あたしはもう届いてる」「乾さんや明日香と向き合えるなんて少しも思わなかった。自分が小さくてつらくて泣きそうだった」「恐くて恐くて心が捻じ曲がって、明日香が佐藤院さんに負ければいいって、そんなこと思ってた。そしたら嬉しいだろうな、って」「明日香のこと好きなのに、明日香はいい子なのに、自分が曲がってたから、そんなこと思ってた。あたしが悪いのに自分がダメなのに、明日香もダメになればいいって」「ひどいこと考えて……。でも今は明日香の前に立てる。変なこと考えずに立てる。わかる。ここにいる。なんて言えばいいのかな?えっと……」「あたしのままで、あたしがここにいることが恐くない。晶也が届けてくれたから」「別に綺麗な心になったわけじゃないし、汚い心っていうのかな?そういうのはちゃんとある。あるけど、そういうのを気にせずに立ってられる。全部あたしだって認めることができる」

(みさき√最終話「届けたい気持ち」より)

 

EXTRA2においては秋の大会が終わってからこの気持ちが希薄になってしまっている事をみさき自身が告白しており、この気持ちを再び取り戻す事も作品の1つのゴールであると言えるでしょう。

 

1.2. FCの戦術を理解しよう

EXTRA2を読み進める上で、試合シーンにおけるFCの戦術を理解する事でより楽しく読み進める事ができます。しかし、全ての試合の内容を完全に理解できたという方は少ないのではないでしょうか。

 

特に第四章において「対角線ショートカット」という新戦術を晶也が説明するシーンがあるのですが、CGなどを使って分かりやすく説明しようとする努力はされているものの、一読しただけで理解するのはかなり難しいと思います。そこで、以下対角線ショートカットの戦術を説明し直してみます。

 

・前提

①ファーストブイの取り易さはスピーダー>オールラウンダー>ファイターである

 

乾の戦術は「上のポジションを取っている選手が絶対的に有利」という原則に基づいている。スタート直後、ファーストブイを取る選手(Sとする)*1はファーストラインを進んで1点を先取する。一方ショートカットする選手(Fとする)*2セカンドラインに移動し、Sよりも高い位置で待ち構える。Fはショートカットした事によって得られる時間的猶予を高い位置を取るのに活かすという事である。

乾の戦術により、FCは大幅に進歩した

③乾の戦術において膠着状態になると、ファーストラインではSが1点を取る。セカンドラインではFが上になるが、Sにとってこの状態でドッグファイトを挑むのは不利なため、ショートカットしてFが1点を取る。サードラインではSが上になって、同様にポジションで不利なFはショートカットしてSが1点を取る。……を繰り返す。この場合、試合はS vs Fにおいて1-0、1-1、2-1、2-2……と進行するためこの状態が続くとSは引き分け以上、Fは引き分け以下にしかならない。

 

④ファイターは乾の戦術を使われるのに弱い。③の原則があるため、相手がオールラウンダーやスピーダーの場合、相手はファイターが上のラインでわざわざドッグファイトを挑む必要性がないためショートカットされてしまう。逆にファイターが下のラインではそもそもポジションで不利を背負っている。ちなみに、スピーダーは上下のポジション以前にスピードでぶっちぎる事で試合を決めてしまえるので乾の戦術には強い。(本編の夏の大会において乾vs部長の試合では部長が生粋のスピーダーであったからか、乾はポジション戦術を使用していない)

 

 

・対角線ショートカットの説明(文中のファイター=みさきと考えると良いと思います)

通常のショートカットではラインの中央くらいにショートカットするのが一般的である。これは中央より奥にショートカットするとブイを狙われる危険性があり、逆に中央より手前にショートカットするとラインに侵入してきた相手を止める十分な時間を確保できずに抜かれてしまうリスクがあるからである。

 

対角線ショートカットでは、相手がセカンドラインでブイを捨てる(ショートカットする)という前提に立つ。これにより、中央より奥にショートカットする事によるリスクを無視する事ができ*3、従来のショートカットよりも余裕を持って有利なポジションからドッグファイトを始めるための準備ができるようになる。また、従来のショートカットではサードラインでファイターが下のポジションを取っていたのに対し、対角線ショートカットではサードラインでファイターが上のポジションを取れるようになる。

 

セカンドラインで相手がショートカットせずに侵入してきた場合。ファイターはブイの側で旋回待機する。これに対して相手はファイターより上のポジションからスイシーダ*4を仕掛けてくる事が考えられる。ファイターはスイシーダに対して横にいなすようにタッチするか、軌道を変えるようにタッチする事で上のポジションを取る事ができる。

 

セカンドラインで相手が途中でショートカットしてきた場合。相手はショートカットする事でファイターとサードラインまでの飛行距離との差が縮むため相手に有利となる。この場合はサードブイ付近で旋回待機する事で相手のショートカットを封じる。もし相手がブイを狙ってきた場合は、ファイターもブイを狙う。この時、相手よりもブイに近い位置をキープし続けるのが重要になり、その距離の測り方が鍵となってくる。もしこの距離感が分かったなら、相手にブイを渡しても良い。この時は既に2点のハンデを背負っているが、サードラインではファイターが上のポジションから近距離のドッグファイトを始められるため、そこから点差をひっくり返していく。

 

2. EXTRA2を読み解く

ここからは、EXTRA2を通してのテーマや自分が感じた事などについて雑多に書いていきます。最初はストーリーの流れ順にしようかとも思ったのですが、様々なテーマが交錯しそうだったので断念……

 

2.1. 追われる者の苦しみ

みさきは本編において秋の新人戦で優勝しました。これにより、本編で乾や真藤さんを"追う立場"だったのがEXTRA2では四島中のスカイウォーカー*5から"追われる立場"へと変化しました。そして、EXTRA2における最も重要となるテーマが「『追われる者』としての苦しみや立場」であると考えます。

 

みさきは物語中盤まで、「四島中のスカイウォーカーが自分に対してライバル意識を持ってぶつかってくるのが恐い」という気持ちを持っていました。そして、そのライバル意識を持ってぶつかってくる人物として象徴的な存在が我如古さんです。

 

我如古さんは秋の大会でみさきに敗れて以降、みさきを倒す事をずっと考えていました。また、晶也とのデートでうっかり出くわした際にも様子がおかしかったり、高藤学園との合同練習に乱入してまでみさきに果たし状を突き付けてきたりしてきた人物です。当時のみさきからすれば、その気持ちをどうやって受け止めれば良いのか分からなかったのでしょう。

追う立場も苦しいが、追われる立場も苦しい

また、作中では「FCは相手に対する対策で勝敗が左右されるスポーツである」という事が明言されており、試合中に登場する新しい対策や戦術によって展開が動くシーンが多数存在します。そしてその中でも特定の相手への対策として、作中では「ナイフ」という比喩が充てられています。

みさき対策をしてくる相手にどう立ち向かうか?

 

2.2. 期待される者の苦しみ

みさきは追われる立場になってから、自分は周囲の評価ほど凄い選手でもないのに、期待されているというプレッシャーに苦しめられるようになります。これは奇しくもスカイウォーカーとしての未来を嘱望されていたが、期待によるプレッシャーで潰されてしまった過去の晶也と似ていますね。

第三章終盤、みさきに期待する明日香と期待される事を恐怖するみさきの対立構造が上手いなぁと思いました

期待に応えられない自分も恐い

 

2.3. 「ナイフ」を受け止められるようになるまで

ではみさきはどのようにして、追われる立場である事を肯定的に受け止められるようになったのでしょうか?ターニングポイントとなるのが第四章終盤、晶也がみさきに対角線ショートカットの説明をするシーンです。

 

ここで晶也はみさきに対して「相手がナイフを持っている事が問題なのではなく、ナイフを持っていると思って萎縮してしまっているみさきが問題なんだ」と諭します。そして、みさきのペースで試合をするために対角線ショートカットを伝授します。

自分のペースに試合を持ち込めれば、ナイフは恐くない

晶也は選手として復帰するつもりなのに、どうして自分のための作戦を考えてくれたのか、と問うみさき。これに対して晶也は「みさきの事を思って考えた」と答えます。そこで、みさきは自分の事を思ってくれるスカイウォーカーが四島中にたくさんいる事に気付き、特に晶也とは自分と強くなって試合をして欲しいと言います。そしてみさきは自分が晶也に対して持っている感情と、ライバル達が自分に持っている感情が本質的に同じである事に気付きます。

自分も同じ気持ちを持っていた

第四章終盤までのみさきは、ライバル達が自分に用意してくるナイフに怯えていました。しかし、この会話を経てみさきは「自分のためにわざわざナイフを用意してくれる事は凄い事なんだ」と肯定できるようになります。

 

2.4.  FCをする理由

四章までのみさきは前述の通り、自分の対策をしてくるライバル達を恐れていました。そして、そのような苦しい感情を抱えたまま自分がFCを続けている理由が分からず、悩みます。

何故FCを続けるのか?

しかし、ライバル達が対策をしてくる事を肯定的に受け入れられるようになってからは、みさきは「対戦相手を愛したい」と考えるようになります。勿論これは性愛的な意味ではなく、「ナイフ」の裏返しの表現なのではないかなと思います。

 

対戦相手が自分の事を想って対策をしてくる。確かに対策によって自分が試合に負けるかもしれない、という意味ではナイフかもしれません。しかし、「自分の事を想っている」という観点に着目すれば、それは愛であるという事なのでしょう。

対戦相手を「愛する」事

 

2.5. 「ナイフ」を用意する側の視点

EXTRA2におけるみさきは基本的に格上として描かれているため*6、対戦相手にナイフを用意されて、それに対してみさきが立ち向かうという構図で試合が進行する事が多かったです。では、逆にナイフを用意する側の視点に立つとどうなるでしょうか?それを示したのが部長vs真藤さんの試合です。

 

純粋なFC地力だけで見れば、部長が真藤さんに敵うはずがありません。それに対して、部長はメンブレンを片側へ極端に偏らせる事によって高速回転が可能になる「クロックワイズ」、そしてクロックワイズの動きを見せた後に逆方向に回転する「カウンター」の2つの技をもって真藤さんに立ち向かいます。

 

言ってみればこれは地力の差をトリッキーな技で埋める、いわゆる「初見殺し」の一種です。初見殺しというのはあくまでその場しのぎの手段でしかないため、一般的には「勝負から逃げている」などと否定的に受け取られる事があります。しかし、それをここまでカッコ良く描ききったのは本当に凄いです。個人的にはEXTRA2に登場する全FC試合の中で一番好きかもしれません。

勝率が低かろうと、勝ちを引き寄せれば良い

本編の部長vs乾の試合もそうですが、一見ネタキャラのように見える登場人物が光るシーンは本当に良いですね。EXTRA2でも部長の好感度が爆上がりです。

 

余談ですが、部長vs真藤さんの試合を見てこの記事を思い出しました。音ゲーマーの方は読んだら為になるかもです。 

https://gist.github.com/gahou666/ca61d9381d877e12ee61

 

2.6. 負の感情を持って努力する事の肯定

第五章のみさきと明日香の会話シーンにて、「新しいものは恐くないか?」という話が出てきます。新しいものを恐いと思うみさきと、楽しいと思う明日香。「明日香は凄い」というみさきに対して、明日香は「新しいものを恐いと思っても、楽しいと思っても到達する場所は同じなのではないか」と答えます。

 

新しいものを見て、恐いと思う人と楽しいと思う人がいる。彼らは、思った事を糧に努力する。両者は思った事が違うだけで、結果的にする努力が同じだとすれば似たような場所にたどり着く、という事です。これにはなるほど、と思いました。言われてみれば確かにそうなんですけど、本編(特に明日香√)では「楽しむ事の重要性」が強調されているので見落としがちな点だとは思います。

 

この言葉はみさきのように考える大多数の人々にとっての救いになるでしょう。明日香のように考える人は一般的に「天才」だと言われますが、「何を思うか」よりも「思った事からどういう行動を取るか」の方が大事だ、だからみさきのような「凡人」にもチャンスがあるという訳です。

努力の過程が違うだけ

ちなみにですが、実はほぼ同様のテーマが本編でも言及されていたりします。

 

晶也「問題なのは何も思わない事であって。笑っても、怒っても、いいんだよ。それは一緒なんだ」
みさき「一緒?」
晶也「明日香がわくわくしながら飛んで、みさきは歯を食いしばりながら飛べばいいだけだよ。それは結果だけを見れば一緒なんだ」
同じなんだと思う。嬉しいから成長できる人がいる。悔しいから成長できる人がいる。
どちらが遠くまで行けるのかは、個人の問題であって……。
駆け出してしまえば、それは一緒なんだ。
楽しさを糧にするなら、自分や他人の笑顔を思い浮かべれば、昨日より速く飛べるようになるのかもしれない。
悔しさを糧にするなら、自分や他人の苦しさを思い返せば、昨日より速く飛べるようになるのかもしれない。

(みさき√最終話「届けたい気持ち」より)

 

3. EXTRA2のココが凄い!

3.1. CGの進化

元々あおかなは本編でもCG、特に空の表現が素晴らしいゲームでした。EXTRA2は「FILMIC NOVEL」という作品群の第一作目として登場した訳ですが、CGのクオリティが更に一段と進歩しています。自分は絵に関しての知識が0なのでどこがどう凄い、というのを具体的に説明はできないのですが、とにかく圧巻の一言に尽きます。既存の本編やEXTRA1といった作品とは明確にCGの質で差別化ができており、「FILMIC NOVEL」という新しい作品群を名乗るのに十二分に値すると思います。

古事記にも「料理のCGがきちんとしているゲームは名作」と書いてある

そして、このCGの進歩はFCの試合シーンを描く際にも生かされています。特に、様々なキャラクターが試合の際にしか見せないような鬼気迫った表情には心を打たれました。美少女が真剣勝負の時にしか見せない表情からしか摂取できない栄養があるんですよ。

 

3.2. FCの戦術性の高さ

本編においては、乾のポジション戦術を理解している選手はほとんどいませんでした。しかし、EXTRA2においてはその戦術を選手達が理解し始めており、それに応じて様々な戦術が登場します。そして、それらの戦術にはどういう意図があるのか作中で説明されるのですが、説得力が非常に高いように感じました。

 

本編でも「現実には存在しないスポーツに対してここまで詳細に説明ができるのか」と驚かされましたが、EXTRA2においてはそれが更に洗練されています。特に、対角線ショートカット戦術がその好例でしょう。前述した通り対角線ショートカット戦術は一読しただけで理解するのは難しいのですが、きちんと読むと論理的には筋が通っており「これ思いついた人めちゃくちゃ頭良いな……」と思いながら読んでいました。

EXTRA2では本編から進化したFCを描く事に成功したと思います

 

3.3. あおかな世界観の広がりが見られた

EXTRA2では、FCに関する世界観の広がりが見られたのも好印象でした。FCプロリーグの話や、白瀬さんが選手時代だった頃の話がストーリーに絡むのは良かったです。ファンとしては将来的に出る作品でここら辺の伏線が回収されて欲しいなぁと……

 

4. その他雑記兼まとめ

4.1. 総評

良い点を複数挙げたので、ダメな点も挙げないと不公平かなぁと思ったのですが、指摘できる点が「楽曲再生モードがない事」くらいしかないです。自分はあおかなシリーズの大ファンなのでバイアスがかかっている所もあるかもしれませんが、本当にそれ位しか指摘できる所がないんですよ。世間的な評価も結構高い*7みたいですし。それくらい良くできた作品だと思います。spriteはあおかなファンが待ち望む本編みさき√の続編として、100点満点の回答を出してきたと言えるでしょう。

 

4.2. あおかなシリーズに関して、spriteの今後に望む事

spriteの今後に何より望む事はあおかなZWEIの発売です。今はFILMIC NOVELとしてファンディスクらしき作品を制作中みたいなのですが、何年でも待つのでガチガチにFCをしている作品を作って欲しい!

 

後は個人的には明日香√続編のEXTRA3を制作して欲しいですね。本編の明日香√では完成されたFCをしているため、その続きを描く事ができない、みたいな事を公式が言っていた気がしますが*8、EXTRA2の完成度を見る限りその先のFCの姿だったりプロリーグの話だったり展開できると思うんですよね。なんならFCしていなくても良いので、可愛い明日香ちゃんの姿がもっと見たい……信じるべきはピンク髪ロング美少女なんだよな。

 

最後ら辺は感想と言うよりオタクの戯言みたいな感じになってしまいましたが、今回はこの辺で。

 

それでは~

*1:スピーダーのS

*2:ファイターのF

*3:相手がブイを狙ってこないという事なので

*4:相手めがけて上から自分の体ごと突撃する技

*5:FC選手の事です

*6:秋の大会で優勝しているのでそれはそう

*7:批○空間の中央値は6/25現在89点とかなり高い。あれの批評はたまにテキストをきちんと読めていない人が書いている事があるのでそこまで信用していないが、分母が多いので参考程度には使える

*8:

sprite.tokyo