やまそうの音ゲー紀行

音ゲーに関する幅広い話題について書きます(上達論多め)

【SOUND VOLTEX攻略】安定度を重視したPUC埋めのすすめ

どうも、やまそうです。

 

最近ヴァルキリーモデル効果でPUCリザルトが毎日のように流れてきて震えています。特に自分の周りだと前作基準でインペリアルなりたてくらいだった人が18のPUC数をどんどん増やしている印象がありますね~

という訳で今回は「PUC埋めをいかにして進めるか」という事について書こうと思います。主に対象としているのは「17や18のPUCを増やして地力やVFを上げたい!」と考えているクリムゾン~インペリアルくらいの方ですが、もっと下の難易度に当てはめて考えても参考になると思うので是非読んでいただけると!自分自身、Pを出すのが他のプレイヤーと比較してあまり得意な方ではないのですが、17や18のP埋めを進めていく中で得られた知見のようなものを共有しておこうと思います。

f:id:VIVACE0319:20210319124658p:plain

P埋めの進捗です(一番右の列が全曲数、もう一つ左の列がPした曲数です)

まず前提として断っておきたいのですが、今回は「運指+粘着でP出るまでやる!」みたいなのは考えません。そもそも自分がそういうプレースタイルではないので書けない…どちらかと言えば「地力で順当にPを出せるようにする」という事に焦点を当てた内容になっています。

 

①0-1、1-0は「Pを出すための必要経費」

PUCは全てのノーツを光らせなければいけない以上、Pを狙う過程で1-0や0-1のリザルトが出てしまうと、「あと1ノーツだったのに…」という考えをしてしまいがちです。しかし、P狙いをしていれば普通に起こる現象なので「惜しい」という考えは避けた方が良いでしょう。まぁ実際に惜しい場合もあるのですが…自分の場合でも今17のP埋めを進めており、6~7割くらいの譜面はすぐに(PREMIUM TIME1回以内に)P可能ですが、それでも1-0や0-1を踏むことはあるし、18に至っては1-0を踏んだままPできていない譜面が20個ほどあったりします。という訳で、自分はそのようなリザルトが出ても「あ~踏んじゃったけどどうせPできるし良いかな」と考えるようにしています。平常心は大事。

 

※赤太字部分の補足(分からなければ読み飛ばしていただいても構いません)

成功確率p\left( 0\leq p\leqq 1\right)の難所がn箇所存在する音ゲーの譜面を考えます。この時

全箇所成功する確率はP( X= n) =p^{n}

1箇所のみ失敗してそれ以外成功する確率はP( X= n-1) =p^{n-1}\left( 1-p\right) n

と表す事ができます。この2つの確率の大小を考えます。両方をp^{n-1}で割ると

それぞれp\left( 1-p\right) nとなります。よって、これを変形することでn\geq \dfrac{p}{1-p}を満たす時にP( X= n-1) \geqq P( X= n)となります。例えば、p=0.7,0.8,0.9を代入するとそれぞれこの不等式を満たす最小のn3,4,9となります。つまりp0.70.8程度ならば難所が複数箇所存在する譜面においては1-0や0-1を踏む確率が高いと言えそうです。一方で、f\left( p\right) =\dfrac{p}{1-p}のグラフはp1に近づくにつれて急激に増加します。つまり、各配置の勝率(すなわちpを限りなく1に近づける事で1-0や0-1は踏みづらくなると言えます。

f:id:VIVACE0319:20210319124117p:plain

いわゆる二項分布ってやつですね

②引き際の見極め

この曲Pできそうだな~と思ってPTで粘着したけど何故か終わらない…という事はよくあります。ただ実力不足の場合もありますし、運が悪いからという事もあります。どちらにせよ、「これだけやって終わらないなら一度撤退する」といういわゆる"引き際"をきちんと見極めることがP埋めをする上で重要です。下手に深追いをするといわゆる癖や負け癖といった「指が譜面通り動かない」「意識していないところでニアが出る」といった悪影響が生じる事があります。これは自分の場合ですが、「PT1回10分で終わらなければ基本的に撤退」するようにしています。とは言っても、PUC埋め始めたての人の場合は簡単な譜面でもすぐにPを出すのは難しいと思うのでPT2回とかでも良いかもしれません。

f:id:VIVACE0319:20210319125141j:plain

退却することも時には必要。

ここからは余談なのですが、自分がここまで引き際が早いのには理由があります。それは「大体の譜面に関しては当たり前のように再Pを出せる人が存在するから」です。以前までは「Pはゴール」という考えをしていました。確かに理論値を出すゲームなんだからそりゃそうだろ、と思われる人もいるかもしれません。しかし、ギリギリ頑張って1回Pが出せる人といつでも再Pが出せるレベルの人の間には表れにくいですが明らかに実力差が存在します。特に自分のように大会特化型プレイヤーを目指す場合、1回のPよりアベレージの高さの方が求められるためPを出すにしても出せるべくして出す必要がありますし、P済みの譜面はいつでも998~999出せるようにしておかなくてはならないと思います。とは言ってもこれは別にPを出すこと自体が無価値という訳ではない、というのには注意が必要です。あくまでプレースタイルの違いみたいなものなので…

 

③ニアやエラーが出た原因をきちんと分析する

これは別にP狙いに限らずみたいなところもありますが…ニアやエラーが出た場合に単に押すのが早かった/遅かった、もしくはつまみを回しそこねたからミスした、というだけではなく更にもう一段階深く掘り下げて考えてみましょう例えばニアが出たにしても、「リズムキープが下手だからニアが出た」「その直後の配置が厳しいからニアが出た」「指の独立性不足で譜面と違う指の動きをしてしまった」「そもそも譜面認識が十分にできていない」など様々な原因が考えられます。ミスの原因を分析することでそれを解決するためにはどうすればよいか、という解決策を考えることができます。やはりPDCAは正義。

f:id:VIVACE0319:20210319123823j:plain

音ゲー上達論あるある:すぐにPDCAを持ち出しがち

ここで注意すべき点として、「early/lateが出たからここは遅め/早めに叩く」というのは極力避けた方が良いです。1回だけPを出せさえすれば良い時は別にこれでも良いのですが、自分の感覚に反する動きをする事は正しい判定を見誤り、負け癖に繋がることがあります。上手く言えないのですが、経験的にそうとしか言えません…最終的には自分の視覚、聴覚情報を完全に信用できるようになると一番安定するのではないかと思います。

 

まとめ

・0-1や1-0は踏むものなので踏んでもあまり気にしないように

・P狙いする上で撤退ラインを決めておこう

・ニアやエラーは突然生えてくるものではない

今回はこれで。

 

それでは~