やまそうの音ゲー紀行

音ゲーの話とノベルゲームの話

今更になって蓮ノ空活動記録を履修し始めたオタクの感想源泉かけ流し ~103期活動記録編~

お久しぶりです、やまそうです。

最近は仕事が忙しくて音ゲーもスマホの方しかあまりやれていないのですが、久しぶりに筆を取ってみようと思います。

 

というのも、最近『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』を履修し初めまして。もともとゲキチュウマイなどセガの音ゲーとコラボしていた事もあり、うっすらとキャラを知っている程度だったのですが周りの熱心なオタクのプッシュもあり活動記録の履修を決意。取り敢えず最初の1年目になる103期の活動記録を一通り見終わったのですが、山のように言いたい事があるため雑多に書いてみようかなという次第。

 

あとは、今しか書けない感想っていうのがあると思うんですよ。今の段階ではこのキャラの印象はこうだけど、後のストーリーを追っかけてから見ると印象が変わったりとか

もしこの記事を読んでいて最新まで蓮を追っている方がいれば、「まぁ見てろって……」の顔つきで後方腕組みオタクをして貰えればうれしいです。

 

 

では、まず前提知識として筆者のスペックをば。

 

筆者のスペック

・蓮以外のラブライブ!シリーズは履修した事が全くない

・Fes×LIVE、With×MEETSに関しては公式YouTubeのプレイリストにあるもの準拠で履修しています リンクラに関してはほぼ知識0です

・曲自体はYouTube Musicで蓮のプレイリストを雑に流していた時期があったので、Fes×LIVEで新曲を流されても「あっ、聞き覚えがある!」程度には知っている

・104期以降のキャラに関してはビジュアルは知っているがどんな声かはあんまり知らない。後でEdel Noteという新しいユニットが出てくるらしい

・公式ページのキャラのビジュアルを見て一番好みだったのは姫芽。早く104期活動記録履修してぇ~*1

蓮履修済のフォロワー複数人から「お前は絶対好きなキャラだぞ」と太鼓判を押されているので、どうやらそういう事らしいです。

 

活動記録にまだ登場していないキャラのアクスタを買い始める謎の人間

 

では、ここから感想行ってみましょう!

 

 

0. 蓮ノ空におけるコンテンツの「立体性」について

キャラクターやストーリーについて言及する前に、書いておきたい事が1つある。

「蓮ノ空の強みは『リアルタイム性』である」という評価は自分が履修する前からも世間でよく言われているのを耳にしていた。ここでのリアルタイム性とは、作品内の時間/季節経過が現実と連動しており、4月に新入生が入ってきて翌年の3月には生徒が卒業する、といった旨の事を指す。

 

では、リアルタイムだと具体的に何が嬉しいのか?それは、作品と現実の時間が接続される事により従来の「ファンが作品世界を眺める」という従来の箱庭的な構造ではなく、「蓮ノ空のスクールアイドルは実在しており、それをファンが応援している」という様に作品と現実が等価であるかのような構造を与える事に成功した点である。

 

更に言うならば、この構造に寄与するのは単に活動記録がリアルと同じタイミングで出る事だけではない。アプリ「Link!Like!ラブライブ」*2が単なるソシャゲではなく「スクールアイドルを応援するアプリ」として位置付けられていた事、Fes×LIVEやWith×MEETSなどの生ライブ・生配信もその一環であったと言えるだろう。わかりやすく言えば、ファンを作品世界に引き込むのがこのコンテンツ、めちゃめちゃ上手い。

 

 

作品世界への引き込み方、という観点だと蓮ノ空は非常に複雑なコンテンツ構造をしている。たとえば蓮のオタクがよく言う「文脈曲」という概念。この記事の読者にとっては釈迦に説法かもしれないが、大まかに言うと「活動記録の内容を踏まえて歌詞を解釈するとより深みが出る楽曲」の事だ。

 

これだけでも、蓮ノ空が楽曲や活動記録といった単一の切り口で語る事が不可能なのがわかる。キャラクターの話をするには活動記録の話をする必要があり、活動記録の話をするにはそれに紐ついている楽曲の話をする必要があるからだ。

 

加えてこのコンテンツ、恐ろしい事にリンクラ内で入手したカードにてキャラが特定の楽曲について語っているボイスを聴けたり、そもそもカードにオタクが喜ぶ"仕掛け"を施していたり、と一人でそれらすべての要素を拾い上げるのは不可能に近い。本当にどうやって作ってんのこれ

 

ツバサ・ラ・リベルテ 乙宗梢のカード。後に104期生で入学する百生吟子が映っている

 

だからこそ、他の蓮のオタクとキャラや楽曲の解釈について話し合う意義が大いに出てくると思うし、そういう「隠し要素」的な要素を拾い上げる面白さがある。

 

これは後述する蓮ノ空の中心的なテーマである「繋がる事」が実現しているとも言えるかもしれない。余談ですが、自分は既に来週初対面の蓮のオタクと103期活動記録の話をするため"だけ"に東京に行くらしい。思い立ったら即行動くんのため。

 

 

少し脱線してしまったがとにかく言いたいのは、本コンテンツは楽曲・ストーリー・ライブ・生配信etc……といった膨大な数の仕掛けにより、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのスクールアイドル、という架空の像をプロジェクションマッピングのように現実へ顕現させる事に成功している、という点だ。メディアミックス企画としてあるべき姿だよね、みたいな話を他のフォロワーともしていた

 

さて、ここからは「単一の切り口で語るのは不可能」と断じてしまった手前恐縮ではあるが、記事作成の都合上キャラクターや楽曲といった要素に分けて語っていく。

 

 

 

1. キャラクター概観

ここでは、103期活動記録を通して見た各メンバーの印象・気になった事について書いてみる。

 

日野下花帆: 明るくて王道のザ・主人公という感じがする。もっと先まで見たオタクによるとイナズマイレブンの円堂守らしいが、光の主人公の適性は間違いなくある。

 

1話で彼女が語っていた「花咲きたい」というのはどういう事なのだろうか?なんとなく言いたい事は分かるような気もするが……ラブライブ!で優勝する事?それとも何か自己実現のようなもっと抽象的な概念を指しているのだろうか

 

 

村野さやか: 綴理先輩を介護するしっかり者要因。正直言うと、ビジュアルを見た段階ではそんなに刺さらなかったのですが、15話*3の彼女があまりにもカッコ良すぎて「この女、精神性がイケメンすぎる……」になってしまった おれ村野さんの事好きかもしれねぇ

 

さやか「試合で結果を残せないことは、つらいし苦しいです。心が弱っているときは、それなりにちゃんと傷つきます。/きょうは休んじゃおうかなって思う日も、あります。/それでも。/努力を怠って試合に臨めば、たとえ結果を得られたとしても、きっとわたしは満足できません。/わたしが見てもらいたいのは、いつだって最前線に立つわたしなんです。」

103期第15話「夢を信じる物語」より

 

おい村野、あんまり行くな(103期11話)

 

大沢瑠璃乃: 充電切れってなんやねん!と最初思っていたが、個人的に103期のメンバーの中で一番理解が深まったのが彼女かな、という印象。彼女の「楽しいからアイドルをやるんだ」という行動原理はかなり共感した。自分も基本的には「楽しいから」で動いている人間のため……

 

17話*4において、慈はファンという集団にアプローチしようとしたのに対して、彼女はファン個人を大切にするやり方という風に対比される。そもそも「みらくらぱーく!」というユニットは何となく慈のようなアイドルのやり方のイメージがあったため、最初彼女からそういうアイデアが出てきたのは意外だった。

 

しかし、9話*5を見返してみて納得した。彼女が充電切れになってしまうのは、集団の中に属する彼女が「つまらなさそうにしている人はいないかな」と気を回しているからであった。そういう彼女の姿勢をスクールアイドルに適応するならば、必然的に"個"としてのファンを大切にするになるよなぁと。彼女が17話にて綴理とのユニットでColorfulnessと題のついた曲を歌唱したのも、彼女の「"個"を大切にしよう」という姿勢が見て取れて好ましく思う。

 

103期17話より。彼女の優しさの表れだと思う

 

乙宗梢: 頼れる部長。15話を観る限り本当にラブライブ!にかける想いは他のメンバーと比較して並々ならぬ物があったと思われる。一見すると完璧超人に見える彼女が「なにもかも懸けて、ここにいる」とまで言い切るスクールアイドルへの思いは何なのか?今後の掘り下げが待たれる所である。あと当然ながら彼女は104期で報われて欲しい……

 

 

夕霧綴理: さやかに介護される天才肌不思議キャラ。彼女が一番よくわからないが、不思議キャラあるあるに違わず本質を突いた発言をする事が多い印象。特にDEEPNESSが綴理が作詞した曲であり1年前から存在していた楽曲なの凄すぎる。1年前の段階で梢の本質に気付いていたって事ですやん……

とにかく掴めないキャラなので彼女も掘り下げ待ちか

 

 

藤島慈: 怪我で休養せざるを得なかった時期も努力していたのが良い。表面上は自信家として飄々としているけど裏でめっちゃ努力するタイプのキャラ好きなんすよね。ウマ娘だとセイウンスカイとか。

 

なのだが、103期の段階だと10話*6といい、17話といい、ストーリーの都合上か嫌なキャラ、というか喧嘩を誘発するキャラとしてトロールするシーンが目立つ。あなたはもっと周りの言う事を聞いた方が良いと思う。

 

確かに10話に関してはスクールアイドルに真剣だった彼女が怪我で離脱せざるを得なかった無念を考えると情状酌量の余地はあるのだが……この話を周りのオタクに前したのですが、どうやら後で印象が変わるらしいので期待してます あとそういえば子役をやっていた、という設定もまだ掘り下げられてないですね

 

このシーン大好き(103期14話)

 

 

2. 楽曲について

・蓮のオタクが文脈曲で騒いでる意味が少し分かった。これまでSpecial Thanksの事を「はいはい、スリーズブーケのいつもの跳びポがある曲ね」としか認識していなかったのですが、とんでもない事になりました。「『私の夢』から『私たちの夢』へ」←おい、お前それだよ!!!!!!!!!(大声)

あれを作詞できる日野下花帆さん、やれてすぎる。

 

・Fes×LIVEについて。ライブの振り付けや衣装、というのはそこまできちんと見ていないのですが、特にReflection in the mirrorの鏡を白レーザーで出す演出や、フォーチュンムービーの映画のフィルムを足元に映す演出とかは結構好きだった記憶。

 

・各ユニットの好きな曲をまとめてみる

スリーズブーケ: Reflection in the mirror、素顔のピクセル、Special Thanks

DOLLCHESTRA: Sparkly Spot、Take It Over

みらくらぱーく!: ココン東西

全体曲: On your mark、ツバサ・ラ・リベルテ、Link to the FUTURE

 

スリーズブーケは跳びポ、DOLLCHESTRAはピアノや弦楽器のサウンド、みらくらぱーく!は電子音楽っぽさみたいなのが各ユニットの色だろうか。個人的にみらぱの曲はもっと高BPMの方がサウンドが生きそうで好みかも。*7

 

あと全体曲は文脈の重みが更にのしかかってくるのでヤバいわよ!!! 

On your markはありとあらゆる音が気持ちよすぎてイントロ鳴った瞬間にドーパミンが出るようになったし、Link to the FUTUREは各ユニットをイメージしたフレーズ地帯の重みがさぁ……

 

 

ところで、文脈で思い出したのですがここでオンゲキに収録されているDEEPNESSの譜面を見てみましょう。蓮を履修してからこの譜面を見直して、深夜にありえない声が出ました。

 

画像

 

1枚目の画像、よく見ると左側に白のレーンと右側に水色のレーンが……

 

 

3. ストーリーについて

・序盤の活動記録に関しては慈も瑠璃乃も出てきておらず、日常パートをそのままお出しされるという感じで「ふ~ん」という感じだったが、8話*8でストーリーの面白さのギアが一段階上がった感触があった。というのもあの回が明確にメンバー同士で対立する回だからかもしれない。「キャラ同士がギスるのが良い」というとものすごく性格の悪い人のように聞こえるかもしれないが、キャラの感情の揺れ動きが大きい回はやっぱり面白いんですよね。

 

 

・12話*9で沙知先輩がさやかに対して「ラブライブに出ないスクールアイドルもいる」という視点を提示するシーンが個人的に興味深かった。

 

これについて、「スクールアイドルという部活は競技性を内包せずとも成立するからこそ、部活と競技の連続性が薄い。*10だから沙知先輩の発言って当たり前なんじゃないの?」というような事を思った記憶がある。しかし、「あの世界においてラブライブ!はスクールアイドルの甲子園的な存在であり、あの場に立つ事は憧れなんだ」とフォロワーに言われて腑に落ちた記憶。

→結局その後、13話にて沙知先輩がステージに立たなくなった今になってもスクールアイドルを自称するシーンがあって「アツい伏線回収だ……」となりました

 

沙知「スクールアイドルは、不完全でも熱を持ったみんなで作る芸術。綴理ならきっとそう言ってくれると思ったよ。/だからあたしは、クラブに戻らなくても、スクールアイドルのつもりだ。/もちろん、自分をスクールアイドルだと思うかどうか……その価値観は人それぞれだけどね」

103期13話「追いついたよ」より

 

 

・14~15話について。今回この記事を書こうと思い立った理由の半分くらいはこれ。良くも悪くも物申したい事があまりに多すぎるんだよなぁ……

 

14話について。このストーリーは色々と問題を抱えている、というか突っ込み所が多いように感じた。

 

まず①ネット禁止令について。 あまりに取って付けた話すぎる。そもそも規制派と容認派って何???仮にそういう派閥が存在したとして、規制派が外出禁止レベルまで強硬手段を取ってくる意味が分からない。というよりも、そもそもそれだけ強い行動を取れるなら、芸楽部から転じたスクールアイドルクラブという革新的な部活はそもそも存在できないのでは?沙知先輩が死ぬほど頑張ってその均衡を保っていた可能性もあるが……

 

次に②ユニット合併とラブライブ!のルールについて。 これに関してはラブライブ!のルールが明示されていない事に端を発していると思うが、エントリー後に合同ユニットとして出場します、が許されるのか?冷静に考えて102期の時も全国大会出場してるのに息が合わなくて辞退してるし、このままだと蓮ノ空女学院がラブライブ!運営からしたらめちゃめちゃ迷惑な学校になっちゃうよ~

 

最後にこれが最も致命的だと思うのが③梢と花帆の会話シーンとユニット合併に矛盾があるように見える事。ユニット合併について14話で梢と花帆は以下のように語っている。

 

花帆「今から変更して、6人で出るっていうのは……。ほら、わたしたちも、たまに6人でイベントに出たりしていますよね?/北陸大会まで時間がないのはわかってます。でも、あたしもがんばりますから!」

梢「あなたの言いたいこともわかるわ。/けれどね、肝心なときにばかり全体で出場をしていたら、私たちがユニットを組んで切磋琢磨している理由が、なくなってしまうの。」

(~中略~)

梢「私たちはみんな、それぞれにやりたいことがあってユニットを組んでいる。グループで出るというのは、その色を無くしてしまうことだわ。」

103期14話「Link!Like!」より

 

このようにユニット合併に対して否定的な態度を示す梢なのだが、この後何事もなかったかのように合同で出場するので、「じゃああの会話シーンは何やったねん!」となる訳である。

 

 

以下、問題点①~③について掘り下げてみる。

 

・①については後から知った事なのだが、どうやら当時リンクラ内で「蓮ノ空のメンバーに通信量を届けよう」というレイドイベントが実施されていたようだ。そのイベントを成立させるためのストーリー、と考えるならば良いのかもしれない。

 

そもそも、「テザリングで大人数から通信量を集めてライブをする」という解決策自体は、現実的に実行可能かはともかく面白いと思った。つまり、起承転結の結の部分はよく出来ているのだが、起の時点でコケてしまっている。アイドルとファンの関係の話をしたいのは分かるんだけども……

 

しかもライブ後にネット禁止令が解除されたらしい、以外の顛末が分からないためカタルシスがない。ストーリー中の悪役を立ち絵どころか声すら無いキャラにアウトソーシングするんじゃないよ。

 

 

・②について、自分は蓮以外のラブライブ!を知らないため実はルールについて「触らないお約束」なのかもしれない。大会に関連して更に言うのであれば、活動記録はスクールアイドルクラブのメンバー以外に立ち絵のあるキャラクターがかなり少ない。そのため、「大会に出ている」というリアリティが薄くなっており、「凄いパフォーマンスしてるからそりゃ何か勝ち進んでますわな……」という感じになっている。

 

実際103期12月(14話に対応)のFes×LIVE、セトリが本当にやれている

 

・③について。個人の意見としては、ユニット合併自体は仕方ないと思っている。何故ならばメタ的な観点になってしまうが、全国大会に出場するユニットが特定の1つになってしまうとユニット間で明確に扱いに格差が生まれてしまうからだ。

 

だからこそ、合併に矛盾するように見えるあの会話シーンを入れたのは何故なのか考えてしまう。Link to the FUTUREという楽曲がそれに対する「合併するとユニットごとの色を無くしてしまう」に対する反論である、と考えるのは都合が良すぎるだろうか。合併に関しては↑の都合上104期や105期においても(恐らく)避けては通れない問題であり、今後いかにして解決するのか注視していきたい所だ。

 

 

 

・ここまで散々14話の批判をしてきたが、打って変わって15話は103期の活動記録の中で最も良かったと評価している。

 

前述の通り、蓮ノ空にメンバー以外の立ち絵ありネームドキャラが少ない事を逆手に取り、全国大会を一切描写せずに敗退した後から*11話を始めるのは挑戦的でもあり、掴みからバッチリ。敗退を通じていかに向き合うか、というキャラの掘り下げ話になってるのも良い。

 

そして、15話で1番上手いと感じたのは、花帆と梢が「他のメンバーが落ち込んでいるかもしれないから励ましに行こう」という体で話が進行するので、彼女ら2人は一見するとさほど落ち込んでいないかのように誤認させられる点である。「泣いてる花帆を慰める梢先輩良いなぁ」と思ってたら、その後のシーンで情緒グチャグチャにされました。 15話は2度刺す

 

(上) Reflection in the mirror 日野下花帆 (下) 迎春 -食- 日野下花帆 フォロワーから教えてもらって横転が止まりません

 

 

・16話*12、花帆の「夢見る気持ちは巡っているんだ」と気付くシーン良い事言うよなぁ。後述する話にも繋がってくるが、アイドルとファンを演じる側/応援する側として一方向性に捉えるんじゃなくて、お互いがお互いに良い相互作用を及ぼして何かを生み出す原動力になっていくんだ、という見方はこうやって活動記録を見ている我々ファンへ向けたエールでもあると思っている

 

 

・14話のタイトルが「Link!Like!」である事からも明らかなように、「繋がり/繋がる事」が本作の重要なテーマの1つなのは言うまでもない。ここでの繋がりとは単にファンとアイドルの関係性に留まらず、ファン同士であったり、アイドル同士であったり、ユニット同士であったりと様々だ。

 

例えば、キャラクター概観の項で筆者は慈の事を「もっと人の話を聞いた方が良い」と評したが、それすらこのテーマを踏まえると意味があると思っている。

 

17話では瑠璃乃の「ファン個人を大切にしたい」という考えを慈がよく聞かずに喧嘩した後に和解する訳だが、これは対話を(意識的ではないにしろ)拒否した事で諍いが起きており、そこからの話し合いで和解という流れは「メンバー同士の繋がり」というテーマに吸収される、と言えるのではないか。

 

他にも、8話では綴理が梢の「大丈夫」(実際には大丈夫じゃない)を信じられず喧嘩になるシーンも、同様の事が言えるだろう。*13

 

 

・ところで、卒業したスクールアイドルの扱いって今後どうなるんですか?104期では部内から卒業するキャラが出てくるので気になる所。あの世界におけるアイドルとスクールアイドルの関係性は不明だが、どうもスクールアイドルはアイドルのミニチュアではないように思うんだよなぁ。

 

これは予想なんですが、もしそうなのだとすれば「今、この瞬間を大切に!」というスローガンにも表れているように、そこには青春の一回性・かけがえなさのようなニュアンスが含意されてくるんじゃなかろうか。

 

 

 

4. おわりに

ここまで長々と読んでくださった方、ありがとうございました。評判が良ければ104期についてもまた1年分履修したタイミングで感想を書こうと思っているので、よろしくお願いします。104期は一番気になっていた安養寺姫芽さんが出るので楽しみだなぁ~

 

おい!!!!!!!!!!!!!!!!その衣装は可愛すぎるだろ!!!!!!!!!!!

 

おしまい

 

 

 

 

*1:実はこの記事を執筆している段階で1話は既に読んでおり、ストーリーの完成度の高さに驚いている

*2:以下、「リンクラ」と呼称する

*3:全国大会で敗退した直後の回

*4:慈と瑠璃乃がアイドルとしての方向性で対立し、シャッフルユニットを組む回

*5:瑠璃乃がみらくらぱーく!に加入する回

*6:慈が復帰する回

*7:これはCHUNITHMに収録されているアイデンティティが104期Ver.だからというのもあるかもしれない

*8:梢と綴理が喧嘩する回

*9:沙知先輩が103期生に試練を与える回

*10:例えば、同じ部活でも野球はそもそも対戦競技なので、部活をやる事とcompetitiveな場である大会に出るというのは連続性があると言える

*11:メタい事を言うと、103期がメイン主人公みたいなノリで話が進むので今年は恐らく勝てないだろうなとは思っていた

*12:応援してくれてありがとうライブをする回

*13:勿論、この喧嘩→和解の流れ自体がストーリーとしてそもそも典型的じゃないか、という見方もあるが……