やまそうの音ゲー紀行

音ゲーに関する幅広い話題について書きます(上達論多め)

音ゲーが上手くなるための素質

こんにちは、やまそうです。

 

さて、以前Twitter音ゲーマーは音ゲーの上達理論を難しく考えすぎており、楽しんで音ゲーをすれば自然に上手くなるのではないか」という内容のブログ記事が話題となりました。今回はこれについて書こうと思います。自分の周囲のプレイヤーを見る限り、この記事については否定的な意見が多い印象でした。彼ら曰く、「楽しむだけで音ゲーが上手くなるなら、誰でもランカーになれるから」だとのこと。自分もこの意見には賛成です。

Twitter上の意見を見ていて言い得て妙だなぁと思った意見が、音ゲーを楽しむことは取得経験値にブーストが入るようなもの」というものです。仮に音ゲーの取得経験値を

 

(取得経験値)=(ベースの経験値)×(楽しむ事によるブースト)

 

として簡単に考えてみることにします。一般に、音ゲーに限らない話ですが得られる時間当たりの経験値量は上達するにつれて減少していきます。これをもっと具体的に説明したのが下の画像になります。

 

f:id:VIVACE0319:20200828123236p:plain

 

先程の式(?)から考えると、ベースの経験値量が多いほど、楽しむ事によるブースト効果を多く得られることになります。つまり、音ゲーを楽しむ事は、音ゲーを始めたばかりの人にとっては特に有効である」と言えますし、自分の経験と照らし合わせてみてもこれは正しいように思います。

注意して欲しいのは、「この事は音ゲーがある程度上手くなった人が音ゲーを楽しむ事を否定するものではない」という点です。音ゲーを楽しむ事は直接的に上達する事とはあまり関連しないかもしれませんが、モチベーションの維持など間接的な面で上達と関連するのではないかと思います。

 

ここから少し話題を変えてみましょう。最初に「楽しむだけで音ゲーが上手くなるなら、誰でもランカーになれる」という意見が出ました。では、ランカーになれる人とそうではない人の違いは何なのでしょうか?とは言っても自分はランカーを自称できる程の実力も実績もないので、もう少し質問の内容を広く取って「長期的に見て音ゲーが上手くなる人とそうではない人の違いは何なのか?」という事について考えます。

自分が音ゲーの上達に必要だと思っているものは「情熱」「思考力」「環境」の3つです。まずは情熱について。情熱は音ゲーを上手くなろうとする行動の原動力となります。車に例えれば、ガソリンのようなものですね。そして、情熱は様々な形があります。「この曲をいつか倒してやる」という執念でも、「いつかこいつを超えてやる」という対抗心でも、「ただこの音ゲーが好きだから」という機種愛でも構いません。結局どういう過程であれ、「上達を目的とする集団の中では、上手くなった奴が勝ち」なのだから。

これだけ聞くと、「根性論じゃねーか!!!」と言われてしまいそうです。自分も根性論に対しては否定的です。何故なら、「根性論は上達のための効率性を欠いてしまうから」です。分かりやすい例が、かつての野球部などで行われていた「うさぎ跳び」や「水分を飲まずに練習する」などのトレーニングでしょう。ちなみに、これらは現代医学によって有害性が指摘されています。要はただ苦しいだけの練習を続けても意味ないよね、という事です。

そこで重要となってくるのが思考力です。「自分は今どういう練習をするべきなのか?」「今日のプレーを振り返ってみてどうだったか?」「どういうコンディションだと調子が出やすいか?」など考えることはいくらでもあります。思考の積み重ねはその場ですぐに役立つことはあまりないと思いますが、それらがいつか大きな壁にぶつかった時に乗り越えるためのヒントになるかもしれません。

最後に環境についてです。自分の経験上、周囲に上手いプレイヤーが多くいる人は上手くなりやすい傾向にあると思います。更に言うと、日常的に行ける範囲にメンテナンスの良いゲーセンがあるともっと良いでしょう。(これに関しては自分ではほぼどうしようもないですが…)上手いプレイヤーがたくさんいるという環境は有益なアドバイスを沢山貰えるだけではなく、「自分もいつか周りの人達みたいになれるのでは…?」という自信に繋がります。ランカーは雲の上の存在、自分たちとは住んでる世界が違うように捉えられることが多い気がします。実際自分も昔はそういう風に考えていました。しかし、彼らも私たちと同じ人間です。

もし本気で音ゲーが上手くなりたい!と考えている人がいれば、自分からTwitterでそういった方々とコンタクトをとってみることを強く推奨します。「ランカー厨」なんて罵倒語がありますが、それは彼らが礼節を欠いているから批判されるのであって丁寧に話しかければ優しく対応してくれる方がほとんどなのではないでしょうか。なんなら自分が対応します。TwitterのDMは常に開放していますので、もし何か音ゲーについて相談があれば@keionkatemasenまでDMを飛ばしていただけると!特にボルテの事であれば力になれるかもしれないので…

最後宣伝っぽくなってしまいましたが、今回はこれで。

 

それでは~